大江天主堂 [熊本]
キリスト教解禁後の明治時代、フランス人神父ガルニエさんが
地元の人と協力してこの大江天主堂を建てたとのこと
五足の靴でも、この大江村に住むガルニエ神父を
訪ねることが旅行の主な目的だったようです
信者から「パアテルさん」と呼ばれていたガルニエ神父、
質素な生活を営んでいたようです
この建物は、建築家・鉄川与助の手によるとのこと
ここで靴を脱ぎます
内部の写真は、遠慮しました
というか撮影禁止です
明治25年のところが修正されている
本によっては明治24年と書いてあるものもあります
ガルニエさんの像
洞窟にマリアさまの像が
わかうどなれば黒髪の
香をこそ忍べ、旅にして
わが歴史家のしりうごと、
「パアテルさんは何処に居る。」
南の海に白鳥の
軀うかぶと港みて
船夫らはうたふ。さりながら、
「パアテルさんは何処に居る。」
遍路か、門に上眼して
ものものしげにつぶやくは、
「さて村長よ、」またしても
「パアテルさんは何処に居る。」
葡萄の棚と無花果の
熱きくゆりに島少女
牛ひきかよふ窓のそと、
「パアテルさんは何処に居る。」
かくて街衢は紅き灯に
三昧もこそ鳴れ、さりとては
天草一揆、天主堂、
「パアテルさんは何処に居る。」
五人づれ 著/五足の靴 より
大江天主堂
天草市天草町大江
キリスト教信者でもなんでもありませんが、
訪れたら心が癒されそうな場所ですね
by Cage (2011-08-07 17:34)
そうですね、私も信者ではありませんが、なんとなく厳かな気持ちに
なったのは不思議でした、
by cookie (2011-08-07 22:11)